タイトルというのはそもそも一番難しい

タイトルというのはそもそも一番難しいものであって,こんなもんはどうでもいいのである.

 

今回は手書きメモとどっかの.keyファイルに埋もれている計算用のメモを文字にするところから始めようと思う.

 

LDA+SO+Uの計算に関して

WIEN2kのLDA+SO+Uの計算については,色々とどっかに記述はある.

あたまがわるいぼくはあたまがわるい説明しかできないが,とにかくSOはSpin-orbitでUはUである.

特にややこしいのだが,Uはいわゆるon-siteのクーロンエネルギーであることに注意が必要だと思う.たまに(後輩ちゃんとかが)inter-siteのクーロンエネルギーだと思ってる人がいるけどそれはちがう.

まあそもそもUを入れた時点で第一原理なのか?というところでは疑問が残るが,過去数百(千年以上?)にもなる「これをすれば合うからこれは正しいんだ!」理論によって正義である.

違いない.

 

 

手法としてはSOはかんたんにできる.

なんならチェック入れるだけでいい.

コマンドラインなら-soのオプションを入れる.

ああ,でも.insoファイルを作らないといけない.

insoファイルはsoを有効にするために必要なファイルだが,NXと書いたところがキモ.

p1/2の影響とやらがSOを考える上で重要らしいが,それを考えるかどうかの部分である.

NXを消して0にして次の行を消す.

 

 

つぎにindmファイル.

indmファイルは密度行列に関するファイルなんだと思う(input, density matrix)

1行目: カットオフエネルギー.どうでもいい

2行目: 密度行列を計算させる原子,つまりUを入れた計算をしたい原子の個数.

3行目,4行目:それらの原子の指定.atom1,atom2・・・とか.struct.genで作ったやつの番号が1列目,2列目がUを考慮する電子の軌道.つまり角運動量

最後の行:よくわからん.

 

 

つぎinorbファイル(input, orbital pot)

1行目:1列目はUをONにするかどうかのフラッグ.2列目はUをONにする原子個数(等価位置の個数)

2行目:よくわからん.

3行目から:indmの3行目,4行目あたりとおなじ記述

その次の行;AFM,SIC,HFMの選択つまり,Uの入れ方

これなんか重要そうだった.

ここに詳しい?

http://www.wien2k.at/reg_user/textbooks/orbital_potentials.pdf

AMF: Around the Mean Field(平均場付近?何)

SIC: Self-interaction correlation(自己相互作用補正)

HMF: Hubbard model Mean Field (ハバードモデル平均場 ?)

このあたりは非常に難しそう.

出典は不明だが,AMFはメタル,SICは非金属, HMFは早いけどおすすめしない(は?)らしい.

たぶんAMFがいいんじゃないかな,大概.

 

実際の計算.

instgen_lapw -nm

init_lapw -b -sp -ecut -7.2 -numk 100 (initializeのバッチモード,スピン分極,カットオフ7.2Ry,k点分割100)

runsp_c_lapw -so -orb -p (SCF計算で_c_は磁気モーメント0に縛って計算,SO,U入れ, パラレル)

 

あ,パラレルにするなら.machineを書き換え.1:1localhostみたいなやつを並列数分並べる.

 

 

これで一応U入れた計算はできる.

が,Uの任意性にやっぱり第一原理の意味的な違和感が残る.

しかたないのか?

 

 

というところでEECEによる計算に続く(続けるのか!?)