Z-TAC COMTAC3 修理メモ
今日COMTAC3を修理したからそのメモ
・何が起きていたか
サバゲ程度でよく使うZ-TAC製COMTAC3レプリカが壊れていた.
具体的には
集音…OK
受信…OK
送信…NG
こちらから送信するととてつもないノイズが相手に届く
・構成
Z-TAC COMTAC3 ↔ TAC-SKY PTT ↔ KENWOODトランシーバ
・何をしたか
分解し,はんだ付けし直し
詳細
基本的に海外…というか中華製レプリカははんだ付けが恐ろしく適当なことが多い.
更に,少しリサーチしてみると,「マイクへのはんだ付けの断線」が確認された.
そのため,マイクのプラ部品を外して,コンデンサマイクへのはんだ付けを確認した.
外し方は,マイナスドライバでこじるだけ.
外した結果,ハンダが外れているようでもなく問題なし.
テスターで念の為「マイクとケーブルはんだ付け部」と「コネクタ」の導通を確認,以上がないことを確認.
次に,基板(ヘッドセットハウジング内)で半田外れを疑った.
イヤーパッドもマイナスドライバでこじるだけで外れる.
外した後に2箇所のネジを外して基板にアクセスできる.
マイクのコネクタの穴と,基板にはんだ付けされている部分の導通をチェック,問題なし.
基板内での以上は特定不可能なので,ミリタリージャック↔基板間の以上を確認する.
ミリタリージャックとそれぞれのケーブルの導通をチェック,すべての導通はあるが,何故か抵抗が非常に高い.
現状の確認のために,トランシーバの電源をつけて,転がっていた予備のトランシーバと交信してチェックした.
PTTを押しただけで大きめのノイズ.
PTTを極めて慎重に押すとノイズが減るが,マイクの音声は送信されていない.
ケーブルに刺激を与えてチェックする.
ハウジング付近でノイズがおおきくなった.
さらに,いじっていたところ,受信音量がどんどん減衰,最終的に全く聞こえなくなった.
そのため,このミリタリージャックと基板間で断線していると判断.
基板↔断線箇所を切断,新たにはんだ付けし直すこととする.
若干ピンボケているが,ハウジングに入っている部分あたり
とりあえずハンダを外し,ケーブルを切断.
その結果…
こんな具合に.
ちょうど折れている部分が,断線している.
ビニールの被膜がちぎれる程に断線しているとは…なんとも…
中の絶縁材?のケバケバしたやつのみが切れておらず,導線,被膜が完全に切れていることが判明.(よくこれで受信できてたものだな・・・)
ということで,はんだ付けし直して解決しましたとさ.
めでたしめでたし.
なお,ケーブルの長さが多少短くなったので,取り扱いには注意しましょう.
ていうか,そのうち断線しづらいケーブルに買えたいなぁとか.