In silenceをやりました
In silenceをやりました
ゲーム内容的には
「鬼ごっこ(かくれんぼ)しながら,MAP中に散らばった車のパーツを集めて修理して脱出せよ」
という感じのゲーム
DbDフォロワーのような感じか.
ゲーム内VCを使うところがこのゲームとDbDの差別化として一番大きなところだろう.
ゲーム内距離,方位が反映されたVCはサバイバー,鬼双方が聞けるような仕様になっており,それをたよりに「あっちで会話してるな」みたいな感じで鬼側が動くことが可能.
サバイバー側はVCが使えることで連携が取れるようになっている.
ということで3時間ぐらい?サバイバー側と鬼側両方やった上で思ったこと.
うーん…何というこの若干のクソゲー感…
ホラーゲーにしたいのか対戦ゲーにしたいのかわからない.
少なくともホラーゲーというかババーン!!!怖いだろ!!!があんまり好きではない(というか大きな音が嫌なだけなんだけど)ので,生存側がただただ不快だった.
怖いとはそういうことなんだろうか…それならそれでいいんだが…
ゲームタイトルからも推測できるようにゲーム内VCがやはりいちばん大きなウリの部分だとは思うが,正直使う必要がなく,黙ってMAP中に散らばってパーツ拾って各々取り付けるのが一番効率がいいように感じた.
ということで完全に死に要素になってしまっている.
仲間内でやる分にはロールプレイというか,無理やりVCを使うことで難易度調整的なことに使えるが,それも毎回ロールプレイをするのは疲れる.
(例えば,鬼でVCを常につけながら「どこだよ!」と言いながら歩き回る.ゲーム的にはほぼ意味はないが,雰囲気的には…といった感じ.逆にVCつけて鬼が喋る必要があるのか?開発に問いたい.)
サバイバー側の連携に関しても惹きつけるよ!とか言った時点でもはやすでにそれも鬼に聞かれている(可能性がある)時点で意味のないVCになってしまう.
しかもVCはOPENかPTTだが,PTTの場合は鬼側的醍醐味(?)のリアル悲鳴は聞こえるはずもなく(普通に考えて食われてるシーンでV押さんじゃろ…)なんとも…
VCをOPENでやってもいいのだが,割とキーボードの音声やマウスクリックが入ってしまうせいで使いづらい(もしかしてそれも含めて「In Silence」なのか???リアルでも咳き込むと…みたいな)
MAP中に様々なギミックはあるにはあるのだが,イマイチ機能してるのかこれ?といった様子.
キャラクターごとの個性も正直際立つところはないように感じた.
会ってもなくても変わらない.コンパス役のガイドは多少便利だが,家の配置がランダムでも結局MAP形状が固定な時点で,役に立つことは少ないだろう.
生存時のカタルシスもなんとも薄っぺらく,爽快感がない.
これはクルーシブルくんでもあったこと.
生き残ってやったわ!気持ちええ!みたいなものがないと辛いか.
せめて「MVP」とかそういうのがあると違うんだが…
車がバーン!とドアを破って終わり.それも暗くてよく見えない.
鬼側は言わずもがな,視界が悪すぎるせいで長時間やることは難しい.
このゲームのいい点といえば5人程度の中人数でやるゲームが無いときの妥協案として存在できることぐらいだろうか…
あとはビックリするのが好きな人はいいのではないか.
ひどい言い方をするならば,背伸びしたバリューゲー
いい言い方をするならば,値段相応に遊べるゲーム
最後に付け加えるならば,マウスカーソル(クロスヘア)が「飛びまくる」せいで,操作の快適さが皆無である.
快適さだけで住めばいいものの,フラッシュバンで一時的に逃げれる状態になった際に振り向くと「飛ぶ」せいで方向感覚をすぐに失ってしまう.
周りが暗いため自分のロケーションがほぼ把握できなくなってしまう.
鬼側のQのダッシュを使った際も「飛ぶ」のであらぬ方向に走っていく.
このあたりは明らかにバグであるので評価にはあえて入れなかったが,心象として非常に悪い.
Early Accessのゲームに酷なことを言うようだが,少し薄味すぎるんではないだろうか.
(びっくりしたら満足なのか?ホラーゲーファンというものは・・・?)